先日、紹介した要望のあった吉野区画整理事務所管内の危険箇所。
現場を確認に行ってきました。路面標示で『交差点注意』との標記。
本当は道路反射鏡(道路ミラー)をつければと思ったのですが、指摘
されたところは区画整理工事中。よってまだ正式に鹿児島市道として
認定されていないため設置できないとの事でした。勉強になります。
迅速な対応をしてくださった吉野区画整理事務所の職員みなさん、
ありがとうございました。接触事故等がなくなりますように。
現場を見ている時、ふと思い出しました。私は、↑の道路上に文字やラインを
書ける資格を持っています。路面標示施工技能士を。たまに施工しているところを
道路で見かけませんか?機械を押しながらラインを引いているところ。前の会社に
勤めている時に、いきなり上司から路面標示施工技能士の資格を取れと言われ
ラインを引く専門の会社に練習に行くことに。専門の会社の方々にお願いしますと
言うと鼻で笑われました。『あのね~、絶対に無理だから。』若い子の特訓中で、
その若い子を指さしながら『この子なんかは一年間、技能士の補助で現場をこなして
きて今度、やっと資格に挑戦できるようになったんだけど』と。確かにラインを
引くだけでなく、自分で測りながら墨打ち(作図)等もありかなり難しそうでした。
頑張ろうと思ったのですが、鼻で笑われたのが気に食わず、10分で帰ることに。
資格試験はラインを引く実地試験のほかに学科試験も。学科試験の過去問題を
会社からもらい数日間は勉強しました。ライン引きの実地は何もわからない状況。
さすがに何もわからないとたくさんの人が見ている試験会場で恥をかくと思い、
いつもお世話になっている下請けさんにお願いして試験一日前に特訓。その日、
ちょうど川辺の現場が忙しく、午後3時ぐらいから3~4時間だけ。さずがに下請け
さんも『無理だよ、逆にこのぐらいで取得してもらったらこっちが困るよ、
専門屋だから』。ですよね~と言いながらもご指導していただきました。さっきも
紹介したようにただラインを引くだけではなく作図から。何度も何度もやり直し。
最後らへんでやっと機械を使ってラインを引くような状態。引くのも簡単には
いきませんでした。不安を抱えたまま特訓終了。翌日、国家資格試験を迎えました。
学科試験はなんとか確信がありましたが、実地試験は試験会場を見ただけでドキドキ。
たくさんの人が見ている前でひとりひとり施工。しかも、以前言われた通り、
それぞれ現場経験がある人たちばかり。時間制限もあり大汗。そのときのお題は
直進と右折が合わさった路面標示。なんとか時間制限内に書き終え試験終了。
後日、結果が会社に送られてきました。なんと合格。資格の賞状をいただき
ました。数日してから、鼻で笑った方に現場で偶然会い、『うちの若い子は
落ちたどー、どげんだった?』『受かりましたけど』『すげぇ~ね(-_-;)』。
やられたらやり返す精神。少しだけ鼻で笑っちゃいました。懐かしい思い出です。
この他にも現場で使える資格はいくつか持っていますのでボチボチ紹介します。