よく事故や火事現場に出くわします。先日も車に引かれた方が
倒れており、警察や救急車の手配等。本当に私にとっては日常茶飯事。
今日は警察や救急車の要請までは至らなったのですが。伊敷中学校に
用があり、学校の門を出ようとすると頭から少し血が出たおじいさんが
近づいてきて何かモゴモゴ。聞き取れず、車を停車し降りる。とっさに
転んで頭を打ち、意識がもうろうとしているのだろうと。話を聞くと、
おじいさん『草牟田小に行きたいのだけど』
太『ん?なんで?』
おじいさん『草牟田小に寝泊まりしているから』
なんど聞いても草牟田小と答える。やっぱり頭を打って記憶が?
警察と救急車の要請をしないと。その前に言葉がなまっていたので、
太『出身はどこね?』
おじいさん『徳之島よ』
太『なんで徳之島なのに草牟田小?』
おじいさん『悪いことをしてね、刑務所に入ってたから』
そこでピンときました。
太『草牟田小じゃなくて草牟田寮じゃないの?』
おじいさん『そうそう、それそれ』
草牟田寮とは、刑務所を出られた方が経済面等の理由により一時住むことが
出来る施設。保護司をしているので知っていました。
ケガは大したことなさそうなので、病院には行かずそのまま草牟田寮に
送ることに。車内では会話が弾み、
太『徳之島はどこね?』
おじいさん『面縄よ』
太『そんじゃ、〇〇さん知ってる?昔、一緒に仕事してたんだよ』
おじいさん『知ってるよぉ』
その他、犯した犯罪についても話が盛り上がりました。結局、たばこ買いに
出て、道に迷い反対方向へ。伊敷中までたどり着いたそうです。
太『ここに来るまでに誰かに聞けばよかったのに』
おじいさん『20人ぐらいに聞いたけど誰も対応してくれなかった』
それも残念ですが、暗い中、頭をケガした方がなまった言葉で声をかけて
きたのにビックリしたのかな?無事に送り届けることが出来て良かったです。
色々な縁があるものです(^_^;)。