私の父は誰もが認める料理上手。もともとコックさんも
していたのでどんな食事でも作ります。高校生の時は父の
料理を食べたくて泊りに来る人もたくさんいました。本当に
なんでもおいしく作ってくれるのですが、思い出の品にカツオの
タタキがあります。前にも書いたように私が小学2年生の頃に離婚
した後に、実は二人で枕崎に。伯父が経営するガソリンスタンドに
住み込みで働かせてもらうようになりました。が、そこでの生活は
何とも言えない。例えれば、小公女セーラとかシンデレラみたいな
扱いでした。毎日のように父に早く鹿児島に帰りたいと訴えていました。
おかげで約1年3ヵ月で鹿児島へ戻ることに。短い間でしたが、家での
扱いは辛かったけど、学校は楽しく過ごさせていただき枕崎でもガキ大将の
地位に。三年生の頃には、10人ぐらいの同級生を連れて学校横にある
市役所を突っ切り、商店街を帰るのが恒例でした。話はそれましたが、
枕崎と言えばカツオ。厳しい生活の中で、初めて食べたのがカツオの
タタキでした。どちらかというと生臭いカツオ。ですが、ニンニクやネギ、
ミョウガ、ポン酢であっさりしていて衝撃でした。ふと思い出し、あの
美味しさを子供たちに食べさせたくて、先日、父に注文したところその日の
夕方にはカツオを丸一匹買ってきて調理。本当は藁で焼いたら美味しいの
だけどと言いながら持ってきてくれました。久しぶりに父のカツオのタタキを
食べましたがやっぱり美味しかったです。子供たちも大喜びでした。注文したら
喜んで料理を作ってくれる父。変わらないですね、ありがとう!!
↑は3歳ぐらいですかね。この4,5年後には小公男たいすけに。