本日で全ての常任委員会審査が終了。
自分が所属している建設消防委員会
の議案ではないのですが、気になっ
ていた議案も委員会審査では表決の
結果、反対多数。最終本会議でも否
決されれば、市長提案の議案の否決
は約50年ぶりのことになるそうです。
今回の議案の内容は、交通局の貸切
バス廃止条例。ご存じのように交通局
のバス事業課が唯一、黒字を出せる事
業。世間的にもコロナ騒動が治まりつ
つある中、貸切バスの需要は見込みが
高く、インバウンドも回復傾向。しか
も、交通局の貸切バスは8台のうち6台
は新しいバスばかり。令和元年に約3千
万円で購入したリフト付き(他社では
見たことのない)なんか、走行距離は僅
か1万3千キロ程度(^_^;)。今年の2月に
貸切事業の更新申請も実施したばかり。
運転手不足を問題にされているけど、こ
れまで運転士確保に対して、どれだけの
対応をしてきたのか疑問。交通局は数年
前、民間事業者に路線バスの委譲、委託
に取組んだのですが、その民間事業者が
運転士不足を理由に、責務を放棄してき
たことが今回の議案の発端。簡単に言え
ば、契約途中なのに、運転士が足りない
ので、路線バスの一部をお返ししますみ
たいな。民間事業者に委託するというこ
とで、交通局は運転士を市長部局に33名
も放出。なんか、訳が分からないことば
かりやっているような。運転士不足とい
うなら先ずは、市長部局に放出した運転
士を引き戻すことや運転士の処遇改善を
して雇用対策に取組むべきでは?交通局が
以前から経営状況が思わしくないというの
は、重々、承知していますが、今回の議案
については、時期尚早というか拙速という
か。この貸切バス廃止の方針が出されたこ
とは致し方ないと思っていますが、貸切バ
スの需要やバスの更新時期や走行距離から
すると私的には、『今ではないでしょ』と。
多分、他の多数の議員のみなさんも同じ考
えかと思います。約50年ぶりの否決となれ
ば、騒がれる方もいらっしゃいますが、私
からすれば、何が悪いの?当局が出してく
る議案が全て正しいとは思えないし、兼ね
てから申しておりますが、それをチェック
するのが議員の役目。時代や財政に余裕が
全くなくなってきた今、私たち議員がしっ
かりと是々非々で判断することが大事かと。
議員が心をひとつにするのは『今でしょ』。